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整体の「今昔」。

３０数年前、
「整体＝治療」という認識。

「病院に行ってもなかなか良くならない」
「親身になって話を聞いてもらえない」

という悩み(不満)をお持ちの方が行く所だった。

『“ぎっくり腰”や“寝違い”が一発で治る
スゴイところがあるらしい。』

私が「整体」について聞いた
噂もそんな感じだった。

だから、
「お医者さんでも治せないものを
治せるなんてスゴイなぁ」と
非常に感動した。

それから時が流れて。

私がまさかの整体師に。

２４年前のこと。

やはり「整体＝治療」という認識だった。
(法的には治療類似施術行為)

駆け出しの私でも、
整体の技術には驚いた。

“ぎっくり腰”や“寝違い”が一発でよくなる事は
普通だったから。

(^_^)v

当たり前のように整体は繁盛。

ほとんど宣伝もしないのに、
口づてで予約の電話が来る。

『お医者さんが救い切れない患者さんを
救うのが我々整体師の役目』

と誇りに思っていた。

そして現在。

誇りは今も変わらない。

「整体師」の私を頼って来てくれる方には
本当に感謝している。

昔ではありえなかった、
「美容整体」なんてフレーズもメジャーに。

(#^.^#)

今では私の「売りの１つ」でもある
超得意技。

「一発でよくなる事」は
ないけれど、
『続けていけばどんどん綺麗になる』施術。

ただ・・・

残念だと思うこともある。

それは、

昔は普通だった「“ぎっくり腰”や“寝違い”が
一発でよくなる事」が明らかに減ったこと。

原因は何？？

２４年の間に腕が鈍った？(笑)

あり得ないことではない。

経験を積むほど
腕が上がるとは限らない。

おごり、
怠け癖、
思い込み、
決めつけ、
従業員に施術させて
自分は現場を離れるなど・・・

年数が経つほど「下手」になる
人も多い。

それは施術者側の問題。

私も心しておきたいこと。

施術を受けられる方の
変化も大きい。

残念ながら・・・

２４年の間に、
明らかに「筋肉の柔軟性」が落ちた。
そして「運動不足」が加速した。

ポケベルから携帯電話に代わり、
公衆電話に走ることはなくなった。

スマホのゲームやパソコン作業で
長時間同じ姿勢が続き、
筋肉が固くなった。

昔は家庭にパソコンもスマホもなかった。

買い物はネットで注文。
何でも自宅に届く。

人はどんどん動かなくなった。

動かないから体力も免疫力も低下。

これはみんなで変えていきたい習慣。

このままでは「生き物」としてヤバい。

２４年間の変化。

整体の「今昔」。