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先日釣り番組を見ていた時、某バスプロがコメントされていました。
「ルアーをパッケージから出してただ使うだけじゃなく、フックサイズを替えたり、スカートをマジックで塗ってみたり、手を加えることによって自分だけのルアーになる。釣れた時に自信になる」と。
私は「はぁ〜？当たり前じゃん、そんなこと」と思ってしまいました。
昔ルアーを買ったら、お風呂でルアーを泳がせて動きを見る・ルアーのボリュームを見ながらフックサイズを替える・フックを研ぐ・スプリットリングやスナップをつける・フックの色をボディーにマッチさせる・・・等々は当たり前にやっていました。
ルアーをパッケージから出してそのまま使うなんて事は絶対にありませんでした。
今はルアーの性能が上がっていますから、そのまま使うことが当たり前なんでしょうかね〜。
でも、現代人に工夫しない癖がついてきているとしたら少し問題かも・・・。
整体の世界でも感じる時があります。
セミナーや研修会で学んだ事（知識・技）を実践で使いこなせるようになるのは何年も先。
練習生レベルの話ではありません、開業整体師レベルでの話です。
「もっと効果的な技はないか」「もっと新しい技が欲しい」
意欲的に学ぶ姿勢はモチロン大切です！
しかし、今持っている技術をしっかり使いこなせていないまま新しいモノに目移りしている方が多すぎるように思います。
整体の世界では
『最近のルアーみたいにパッケージから出してそのまま使える技術なんてひとつもない』
そんなに甘くないですよ、この世界は。
少々辛口（毒舌）ですが、ふと思いました。