骨盤矯正で元気にキレイに❤とうよう整体のブログ

名古屋市港区で「女子力がUPする施術」をやってます。ブログは「ぶっちゃけ本音トーク」です

  今年の手取川は・・・

先日の土曜日、後輩から電話がありました。
「今年も手取川のサーモンフィッシングはダメでした」との事。
昨年、一昨年と二年続けてチャレンジしたサーモンフィッシング。
今年は私のスケジュールの都合がつかず、申込みをしなかったため彼の単独釣行となったのでした。
今年の状況を尋ねてみると、「全く釣れていない」との事。
確かに「手取川サケ有効利用調査実行委員会事務局」のホームページ(http://www.incl.ne.jp/tedori-sake/index.html)の釣果を確認しても多くの方がボウズの状態みたいです。
彼は手取川サーモンフィッシングが始まった当時から毎年のように参加しています。
当初は「釣れて当たり前だった」といいます。
三年前までは、河口から上流を見て右岸側が釣り区域でした。
手取川で釣りをされた方ならご存知かと思いますが、手取川の流心は右岸寄りにあります。
つまり、ほとんどのサーモンは右岸側を遡上して行きます。
おまけに上流にはサーモンが釣り区域内に留まるようにヤナが設置してありました。
サーモンは大雨や大潮などで水量が増えた時に一気に遡上していきますので、ヤナが設置していなければあっという間に上流に行ってしまい、釣り区域には何もいない状態になってしまいます。
もともと川に生息している魚ではありませんから、遡上のタイミングから外れていれば当然ボウズ。
ヤナは少しでも長くサーモンを釣り区域に留めておき、ヒットの確率を上げる役目を果たしていました。
そういった環境だったからこそ、「釣れて当たり前だった」といえるイベントだったのでしょう。
当初は【本州初のサーモンフィッシング】ということで、注目度も凄かったようです。
ところが一昨年(私が初挑戦した年)から、釣り区域が左岸側に変更になりました。
流心は対岸側、手前は恐ろしく遠浅。
流れがあるため、ルアー(スプーン)をキャスト→カウントダウンする間にヒットゾーンを外れてしまいます。
リトリーブの大半は魚のいないゾーン(底が丸見え)を巻く、いわゆる回収作業。
おまけにヤナも「お金がかかるから」という理由で撤去されました。
つまり、魚のほとんどいないプールで釣りをしているようなものです。
それでも全員がボウズではありません。
たしかに何尾かは釣れています。
でも、それはたまたまその日の水量等によってヒットゾーンに当たった場所の釣り人が「宝くじ」にでも当たったような確率でヒットさせたに過ぎません。
事前に日時指定で申込みを行う「手取川サーモンフィッシング」。今日調子が悪かったから来週再度挑戦なんてできません。
週末ともなれば、わずか800メートルの釣り区間に100人近い釣り人。
その日のベストポイントに入るなんて神業です。
その800メートルの中でサーモンを効率よく狙えるポイントなんて100メートルもないのですから・・・。
この話は、私たちが釣れなかったことの言い訳をしたかった訳ではなく、「"手取川サケ有効利用調査実行委員会事務局"がこのサーモンフィッシングについてどう考えているのか」ということです。
以前は「釣れて当たり前」のように感じるくらい魚影があった(スレでかかる年もあったそうです)手取川
ヤナの撤去や釣り区域の変更で見る影もなくなってしまった手取川
後輩は、それでも批難することなく「手取川サケ有効利用調査実行委員会事務局」に毎年アイデアを提案し続けています。
「ルアー・フライ・エサ釣りの日を決めてはどうか」
「サーモンの燻製などの観光名物を考えてはどうか」
「釣り区域の見直しや整備をして、皆が来易い環境にしてほしい」
「ヤナもしくはそれに代わるものを作ってはどうか」
等々・・・。
それでも、この三年間を見る限り、改善の気配は全く感じられません。
何も変わっていないのです。
「本州でサーモンが釣れる」という、この釣り人の心を利用して、お金儲けをしていると云われても弁明できない状態です。
「釣れる、釣れないはその時の運。サーモンに限らずどんな釣りだって釣れる保証なんてない。どのみち本州でサーモンフィッシングは限られた場所でしかできないのだから、釣り人は懲りずにまたやってくるだろう。」
なんて態度で運営をしているとしたら、釣り人はあっという間に離れていくでしょうね。。
ついには、観光の目玉どころか白山市のイメージダウンにならなければよいのですが・・・。(−−;)