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永六輔さん著「職人」
ある経営コンサルタントの先生に紹介されて読みました。
我々整体師は（職人）であり（社長）でもあるんですけど、この本には学ばせていただきました。
本物の「職人語録」に自分の甘さを認識させられちゃいました。
「食べて美味しいものは簡単につくれます。喰って旨いものとなると年季がかかります。」
「樹齢二百年の木を使ったら、二百年は使える仕事をしなきゃ。木に失礼ですから」
「職人や芸人は、自分の仕事で人を納得させればいいんで、仕事以外に余計なサービスをすることはないんだ。近頃の職人や芸人には、余計なサービスで喰っている奴が増えている」
「掃除がきちんとできない奴は、ロクなもんじゃありません。ものをつくる人間は、まず掃除から修業すべきです」
「褒められたい、認められたい、そう思い始めたら、仕事がどこか噓になります」
「名声とか金は、歩いたあとからついてくるものだった。名声と金が欲しくて歩いている奴が増えてますねェ」
本質を見抜く力は素晴らしいと思います。
「的」を得ていますし、なにより「粋」です。
『こだわる場所を間違えてはいけないな』と感じました。
努力、努力。