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先日、来院された女性がこうおっしゃいました。
「体調が良くなかったけれど、被災して避難生活をしている方達のことを思うと自分だけ整体で楽になっては申し訳ないような気がして来られなかった」と。
これも、日本人のやさしさなんですね・・・。
「被災していない人達が自粛し過ぎると、消費が停滞して経済が疲弊する。いつも通りに活動して経済を活性化することも復興への支援につながる。」という意見も確かに正しいと思います。
ただ、一人の人間として『被災の現状』に心を痛め、ほんの少しでも辛さを共有しようという心もまた美しいと私は思います。
とうよう整体でも先月、高齢の方の来院数が極端に減少しました。
先の女性と同じ思いの方が多かったのだと思います。
ひょっとしたら戦争や伊勢湾台風での辛い体験を、今回の震災に重ねた方々がいらっしゃったかもしれません。
「栃木県に嫁いだ娘が、今回の震災で家が倒壊し子供を連れて帰って来ている。」という男性もいらっしゃいます。
こういった話を聞くと、本当に気の毒で悲しくなります。
今回の震災が本当に沢山の方々の生活に影響を与えています。
直接被災していない私達も思いは一つ。
「少しずつ、一緒に歩んで行きましょう！」